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Topics 2015.6
新盆(初盆)を迎えられる方へ
亡くなった方の忌明け後、初めて迎えるお盆
まもなく夏を迎えます。この時期は”新盆(初盆)”を迎える方からご質問をいただく季節です。
宗派によって解釈はことなりますが、「新盆(初盆)」は故人様の霊が初めてお家に戻って来られる日。
親族様やご友人など、大勢で丁寧にお迎えしたいものです。
お盆は地域によって時期が違いますが、ここ東京のお盆は、7月13日~7月16日の4日間。
ご葬儀同様、一度切りの大事な行事です。
通常のお盆と何が違うのでしょうか?
東京のお盆の過し方といえば、盆棚を整え、盆提灯を飾り、お寺様を招いて読経していただき、集まった皆様にお料理を振る舞うというのが一般的。
新盆についても、大きくは変わりません。
準備するお道具についても大きく変わりませんが、新盆だけは絵柄の入った提灯のほかに、絵柄のない”白提灯”が飾られます。
絵柄の入った提灯がすべてのご先祖に対する目印の灯だとしたら、白提灯は亡くなったばかりの故人に対する灯という意味合いがあるようです。
気持ちをこめて準備をして、精一杯のおもてなしでお迎えしましょう。
お仏壇の前にお飾りするお道具
- 白紋天(提灯)
- 盆花
- 花立
- ホーロク
- おがら
- まこも
- 蓮の葉
- 牛・馬 など
棚経について
棚経(たなぎょう)とは、お盆の時期に菩提寺の住職又は僧侶が、檀家の家を訪ね、精霊棚や仏壇の前でお経を読む事をいいます。
東京では7月1日~お盆の15日迄に、棚経をあげて頂くのが通例です。
お盆月前に、菩提寺様と相談をして日時を確認してください。読経は10分~15分程度で、すぐに別の檀家へ移動しますので、御布施のご用意を忘れずに。
東京では御車代を含んで 10,000円 お包みしている方が多いように思います
新盆法要について
初盆は特に手厚く供養するという意味もあり、親戚だけでなく、生前故人と親しかった方を招いて会食をする「新盆法要」を行います。
お盆の期間は他家でもご先祖様のお迎えがあることを考慮して、
親戚・知人等から、新盆の問い合わせがあった場合には、”お盆期間中は、自宅におりますので、ご都合の良いときにお参りにどうぞ・・・ きっと故人も喜ぶと思います” とお伝えするのはいかがでしょうか。